京商・サーキット1000アザルト

初購入のエンジンカー。きっかけはやはり雑誌の特集記事。そこには同系列のサーキット1000アドバンスがネタとして取り上げられていた(しかも組立概要写真付だったような)。ほかにも、バッテリーを充電する手間が省け、燃料を入れればすぐ走る。エンジン音、排気ガスが実写の雰囲気を醸し出してかっこいい。記事によると簡単にエンジンが始動できそうだ。などというのも購入の理由。しかしながら、エンジンの特性と言うものを理解していなかった。せめて原付くらい転がしていれば・・・(とはいえ当時はまだ中坊だったので)。

最初の印象。とにかく長い。全長500mm程度もある。エンジンは小川精機製の11クラス専用タイプのやつである。こいつは何やらニードルの可動範囲が少なく設定されていた(マイナスのドライバーを溝にはめ込んで、90度くらいの角度の中で調整するタイプ)。出力軸と反対側に、飛行機のスピンナーのようなものが付いており、標準のZIPスターターに加え、このスピンナーに紐を巻きつけての始動も可能であった(ZIPスターターはアドバンスのときラチェットのツメの評判がいまいちだったためか?動作は若干不確実に思えた)。実際のところ、ZIPは1回も使わず、スピンナーにバドミントンラケット用のガットを巻きつけて始動していた。エンジンはシャーシ最後部にちょこんと搭載され、メンテナンス性がよかった。油汚れの付着も少なかったですな。ついでに良く冷えるし。シャーシはプラスチック一体成形ではなく、アルミのはしご型であった。

ハシゴ型のシャーシはゆがみを出さぬよう、ガラス板の上で組立。当然、自分で考え出したことではなく、本で読んだとおりである。組立は説明書に忠実に従ったつもりであったが、1箇所だけ余計な手を入れてしまった。クラッチスプリングを伸ばしすぎてしまったことである。

クラッチは、原付などと同じ自動遠心クラッチが採用されていた。作動原理はシンプルで、エンジンとともに回転するクラッチシューが、エンジン回転数上昇に伴う遠心力増大で外側に開き、シューを取り囲むクラッチベルと接触し、摩擦にて動力伝達を行う。低回転時はむやみにシューが開いてエンストなどを防止するためにクラッチスプリングがついているのだが、このスプリングが硬すぎると勝手に判断してしまった・・・。で、手で引っ張って伸ばしてしまったのである。そのためエンストしやすい車となってしまった。おまけに出足も悪くなってしまった・・・。もうちょっと知識があればと悔やまれる。

さてさて初走行。いきなりプラグヒート用の電池を忘れて、近くの模型屋に買いに行く。本来ならバンパー部に単1アルカリ電池をセットすればプラグヒートできる構造なのだが、肝心の単1サイズのアルカリ電池を調達できなかった。ところで新品ということもあり、エンジン始動はかなり簡単にでき、一応ならしをして全開走行!(おいおい、本当にならしといえるのか?1タンク分しかやってない)。

実際に走らせて見ると、電動カーとは一味違う走りがそこにあった。発進は非常にマイルドでホイルスピンをするほどではないが、最高速は一流である。電動レーシングカーもかもれそうな様子。甲高いエンジン音とともにどこまでも加速していくような雰囲気が・・。そして後には一筋の排気ガスとオイルの焼けるにおい。リアルである。もはや電動カーには戻れない気分になりました。バックができないのが唯一の弱点ではありますが、メカニカルブレーキがついており、サイドブレーキターンの真似事が楽しめた。

燃料1タンク(80cc)くらいだったかで、約10分の走行が楽しめた。大体1日に3タンク分くらい走らせていた。バッテリー充電の手間がかからないのは非常にありがたかった。しかし油汚れがひどいため、洗車が手間となる。現在のようにスプレー式のパーツクリーナ使用なんてことはまったく頭になかったので、灯油でふきふきと。

車体は頑丈にできており、エンジンが壊れるまで(おそらくオーバーヒートと思われる)走りを楽しませてくれた(ひどいユーザーである)。

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