田宮・フォードエアロマックス(トレーラヘッド)

エアロマックス 写真

 家中に模型を飾りまくっているT氏に見せびらかされた「田宮・グローブライナー」がきっかけとなって購入した1台。ちなみに、そのT氏がグローブライナーを購入した理由は、以前、私とラジコンを走らせていたときのある出来事にある。

某公園の駐車場で、それは起こった。私は田宮のTA03FPRO、T氏はパチンコの景品で取ったベンツのトイラジを走行させていた。複数台のラジコンを同じ場所で走らせるときに起こることといえば、「ラジコン同士の接触事故」である。割れにくいポリカーボネイド製のボディーと、グラスファイバー&強化ナイロン樹脂で構成されるTA03FPROと、ほぼプラスチックのみで出来ているトイラジが接触したら・・・。結果は明らかである。T氏はそれをきっかけとして、でっかくて頑丈そうなイメージのあるグローブライナーを購入した模様(でも、現実問題、ツーリングカーとトラックが接触したら、やっぱりトラックの方が被害大きいだろう・・・)。

そんなわけで、私もトラックオーナーになることを決意した。まずは車種の絞り込みから。

当時、田宮からは5車種が発売されていた。ずーっと昔からあった、ボンネットタイプの「キングハウラー」、キャブオーバータイプの「グローブライナー」、「メルセデスベンツ1838LS」、「フォードエアロマックス」、「ボルボFH12グローブトロッター420」である。他にも単車として「ベンツ1850」もあったが、あくまでもトレーラーヘッドが欲しいので・・・。

これが1番!というのがなく、どれもいいなという状態。かといって全部買うわけにもいかず、消去法で選択した。まずK氏が所有しているからグローブは却下。基本的に新しいもの好きなのでキングも却下。以上で3機種に絞り込みができた。次に、同じ1軸駆動のベンツとボルボを比較。背の高さと、新しさでボルボを残し、ベンツを却下。最後は、エアロマックスとボルボの一騎打ちになる。新しさ(デザイン)的にはほぼ互角。スタイルもどちらも気に入った。最大の相違点は、1軸駆動か2軸駆動かというところにある。あと、日本の路上で見かけることがあるかどうか・・・。

どちらにするかを決めぬまま、他県の某大型模型店へと車を走らせる。高速道路を使わず、4時間くらいかけてぼちぼちと行くのでその間に結論を出そうと考えながら・・・。しかし結論出ず。模型店内で最終判断をすることにした。

コインパーキングに車をとめ、いそいそと店内に。ボルボとエアロの箱を取り出してきて舐めるように見る。その間30分程度。結果的にエアロに決めた。その決め手は、メカニカルな雰囲気を楽しめる「2軸駆動」であった。

この日は車両のみを入手し、またぼちぼちと帰宅の途についた。明日から過酷な(実は楽しいんですが)組み立て作業が始まる・・・。

箱を開けると、なんとまあ、凄いボリュームの部品である。おもわずにやける。今回は製作状況をレポートできるように各工程をデジカメで撮影しよおっと。まずは部品の検査から。説明書のリストを参考に部品の有無と状態をチェック。なかなか疲れる作業であるが仕方ない。そして作業スケジュールを立てる。しばらくの間はトラック製作を本業にしよう。

平日の夕方までは副業である会社勤めに行かねばならぬ。よってトラック製作は夕食後の20:00〜に決定。作業終了は翌4:00とすれば1日8時間労働が確保できるや!と、無謀な計画を立て、早速と実行にうつす。

製作中は全く眠くならず目が爛々としていたはずだ。明け方4:30頃から眠りに入って、7:30に起きる。そして副業へ出かけて体力回復を図る。この生活を10日ほど繰り返し、フォードエアロマックスが完成した。

以下、スペックを列挙する。プロポは、オークションで手に入れた三和製6chPCMプロポ(飛行機用)。当然ながらクリスタルを地上用に変更している。モーターは懐かしのルマン480GOLD。年期物であるが動作はばっちりである。バッテリーは安物だ。スピードを追求するものではないし・・。他、サウンドセットとオートサポートレッグを組み込んだ。

そういえば、ボディーカラーの選定にはずいぶん悩んだものだ。トラックの持つ重厚な雰囲気を大切にしたいこと、周囲の景色が映り込む様子を見たいこと、現実離れしないことなど、考え出すときりがない。参考までに、モデルの箱絵はパープルであったが、なんかちょっと違う気がした。田宮カタログの色見本を片手に2日ほど悩み、出した結論は「ディープブルーメタリック」だ。クリヤーを吹いてさらに綺麗に仕上げようと考えた。

模型屋でスプレー缶を2缶購入。ボディーと共に風呂に入り、中性洗剤で洗浄する。水気をよく乾かしたら庭に出てスプレー開始。塗料がいきなり垂れる。そういえばスプレー塗装なんて何年ぶりだっけ。すっかりコツも勘も忘れていた。仕方がないので、一旦塗料を除去し、紙ヤスリで表面を整えた後再度チャレンジ。2度手間にはなったが、今度は納得いく仕上がりになる。塗料のムラをなくし重厚感?を出すためにかなり厚めに塗ったつもりだ。最後にクリヤーを塗って完了。スプレー缶を何本も使った。

初走行は自宅周辺にて。ツーリングカーのように気安く扱えるものではなかった。バッテリーをインストールし、電源を入れると、エンジンの始動音が、続けてアイドリングが始まる。う〜ん、リアル〜〜。おもむろにシフトレバーを一速に入れ、発進。エンジンのうなりと共に力強く前に出る。続けて二速に入れてみる。モーターの音、エンジンの音がトーンダウンして、今度はさっきよりも軽快に走る。続けて三速。低いエンジン音が響きながら、実にスムーズに目の前を駆け抜ける・・。う〜ん、リアル〜〜。ミッションの出来もかなり良く、ギアのつながりもスムーズだ。こいつは買って良かったと、一人にやける。

リアルな雰囲気をさらに満喫するため、路面に座り込んで目線を落としてトラックを観察する。かっこいい。小さな旋回半径でゆっくり回すと、二軸あるリヤタイヤが微妙によじれる様子がわかる。路面に散らばっている小さな砂利の上ではタイヤだけが上下動しショックを吸収する。あ〜やめられん。

しかしながら、欠点らしきものを発見し出す。まずは、ハンドルが思いっきり切れないということ。実車と比較するとタイヤが浅くしか動かない。もう一つは少し傾いた場所で停止状態を保てないこと。車体が重いため少しの勾配でころころと動き出してしまう。だから、パーキングブレーキのようなものが欲しいなと思った。このへんまでがファーストインプレッションである。

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